ORGANIC STUDY NOTE。
伊丹から成田出発まで。アロマやハーブ、オーガニック化粧品の勉強のため、研修旅行に行ってきました。
場所はドイツ。ドイツにはオーガニック化粧品の会社が多くあります。
今回は、その中でも人気のあるロゴナ社の会社訪問と、BIO製品の工場見学の視察。 ドイツのワァルターラウ社の方の案内で『スパイク』(中国の方面でとれるスパイクとは違います)と言う名のドイツでは有名なハーブを見学。さらにスイスのファファラ社でアロマの勉強をするのが目的。
旅のはじまりはお城のホテル
伊丹から成田。長いフライト時間を経て夕方にフランクフルトに到着。
さらに空港からまだまだ長いバスでの移動。
ヨーロッパでは普通なのでしょうが、日本人の私には過酷で恐怖の長時間移動を乗り越え、夜の9時頃にやっと到着したのは、笛吹きで有名なハーメルン郊外のホテル。
丸一日以上の移動時間に無言になりつつも、バスを降りたらそこは夜の闇の中に輝くライトに照らされた荘厳な雰囲気の
お城!!
そうなんです。 今回、最初のホテルはドイツの古いお城をリノベーションして、再利用をホテルとして使っているお城ホテル。
SCHLOSSHOTEL MUENCHHAUSEN
http://www.schlosshotel-muenchhausen.com/
お部屋の中はあちこちにお花が飾ってあり、かわいくて大満足。
夜も遅かったので、地下室にあるまたまたかわいい蔵のような場所で、みんなで1杯飲んでお部屋に。 暗かったのでお外はまた明日。 ロゴナ社さんのご好意で、一人一部屋だったので、ダブルベッドでぐっすり眠って一日目の夜は更けていきました・・・。
朝はホテルのかわいいお部屋で朝食をしっかり食べて、出発。
ロゴナ社に到着
ロゴナ社は1975年に今の社長でもあるハンスハンゼルさんがドイツで始めてBIO SHOPを作られていたところから始まった会社で、現在はこだわりのBDIHと言う厳しい基準を満たした自然化粧品を販売している会社です。
最初の研修地は、日本でも知られるようになったロゴナ社。
ドイツで最初にオーガニックハーブを中心とした化粧品を作った会社です。
ロゴナ社はホテルから30分くらいバスに乗った場所にあり、本社と工場を兼ねていて、こじんまりとしている素敵な会社でした。到着したら日本の国旗がハタハタハタハタ・・・。歓迎ムードに心が躍ります。
昔、パリに行った際に到着した広場に、フランスの国旗と日本の国旗が順番に数十個かかっていて、「歓迎ムードだなぁ。」と思ってウキウキした気分になったことがあったのですが、(その際は天皇陛下がフランスを訪問されていたからだったからでしたが☆)国旗で歓迎される事はうれしいものです。
そんな歓迎ムードに期待は膨らむ中、到着後、すぐに始まった研修。
ロゴナ社の歴史、オーガニック製品について、今後についてなどを丁寧に講義をしていただき、さまざまな会社から出席した参加者が日本からのリクエストを熱く語っていると、気がつけばランチタイムに突入。
ランチはロゴナの社員食堂でみなさんが食べていらっしゃるのと同じもの。もちろん社員食堂もオーガニック食堂です。
べジタリアンンメニューと通常メニューがあり、味も美味しく、健康的な食メニュー。
お昼を食べ終わったら今度はラボへ。 アンチエイジングのアイクリームを例にして、どんな材料を使うか、どうやって作るか、なぜそうするかを丁寧に説明をしてもらい乳液を少量サイズで試作していただきました。
工場見学では、どうやったら商品が出来ていくかをこれまた丁寧に原材料からダンボールにつめられるまで、品質管理までをつぶさに見学。
自然化粧品基準のBDIHについてや自然化粧品の今後の展望などを聞き、一日終了。流行でいろんな会社が自然化粧品に参入していて、自然化粧品モドキ商品のお話などもおもしろかったです。日本もどの国も商売と言う観点からオーガニックへアプローチする会社が出てくるのは同じですね。
自然化粧品だからいい、オーガニックだから最高、 他はだめだよ~なんてことはまったく思わないけれど、大きな意味で環境に配慮しているだけでなく、こだわりがあり、使って結果を残そうとしているものは使ってみたいです。会社だけでなく、個人個人の想いがナチュラルでそして、とっても優しい。それがわかっただけでも会社まで来たかいがあったなぁとうれしくなりました。
自然化粧品のBDIHだけでなく、エコサート(サノフロールとかはフランスだからこれです。)、ICEA、ソイルアソシエーション(うちのローズウォーターはもとはこれです。)の話から、基準がきちっとあるのは大切なこと。
ビオバッハからも自然化粧品の見本市が発生して、今年から「ヴィヴァネス」と言う名の自然化粧品の見本市も出来たそう。自然化粧品、オーガニック化粧品の今後が楽しみになる一日でした。
夜はお着替えをして、お城のホテルの一室でロゴナの社員の方たちも交えてお食事。 このホテル、お食事の本を出しているみたいで、本当に美味しかったです。ただ・・・、ドイツ語が喋れたらよかったなぁ。
盛り上がりに盛り上がって、歌まで歌った2日の夜は楽しく過ぎて行くのでした。
ハーメルンの街歩き
合間に街歩きをしたハーメルンを紹介して、後半へ続きます。