オーストリア(Austria)オーガニック旅2 ワクワクのワルターラウ勉強編。

後半編はオーストリア。

エアーベルリンに乗り、さらにバスに乗り到着したのはオーストリア。

オーストリアの山まで

今回の第二の目的のSPEICK(スパイク)と言う名の、めずらしいハーブを見に行くため。(アジアで収穫出来るスパイクと言う名のハーブがありますが、それではなく、オーストリアのこの場所のみで取れるハーブです。)

このハーブは、オーストリアでは採取してはいけないと言う法律があり、政府から2つの家(酪農家)のみ採取の許可がされています。
それほどの貴重なハーブ。

今回はその農家さんと、そのハーブを使って製品を作っているメーカーの方と一緒に、見学会&スパイクとスパイクを使用した製品についての勉強会をさせてもらいました。
まずはスパイクを使ったスパもある山のふもとにあるホテルに到着。

Harmony’s Hotel Kirchheimerhof

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ワルターラウさんが始めたドイツの会社の説明をじっくりと受けて、まずはお勉強。

社長やスタッフのみなさん、全員がびっくりするくらい素敵で、優しくて素晴らしい方ばかりでした。

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夜は、こちらの名物であるお料理をいただきました。

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スパイクハーブを探しに

 

一晩、ぐっすり眠った後は、スパイクハーブを見学しに高山植物でもあるため、山登りDAY。

さすが晴れ女。実力を発揮で、晴天になりました。

バスで山のふもとへ。 下から頂上までかなりあり、時間があまりないので山道は途中までこれで。

もともと人をのせるものかどうかはあまり考えないようにして、途中までこれに乗り込ませてもらい、途中で降りて、ひたすら歩いて頂上を目指します。

酪農が多いこのあたりは牛も立派でこんな感じ。

アルプスの少女ハイジの世界の景色。

このあたりでは牛の食べる干草をお風呂に入れたり、お酒につけて薬草酒に したらしく、薬草酒はこの後の国立公園を案内していただいた彼に飲ませていただいたのですが、それはまた最後に。

 

 

まだまだ山道を歩きます。

 

 

なんとかやっとスパイクのある場所に到着。

 

ここから農家の方やスタッフの方に案内されて、スパイクを掘っていただきました。

 

これがスパイク。

スパイクは根が香りがあるので根を取るのですが、スパイク掘り専用のものがあるそう。

彼が2軒の収穫が許されている家の一軒のおうちの方。

 

農家のみなさんにもとても素敵なおもてなしを受けました。

今日のためにわざわざチロル服を着てくださって、とても感激しました。

香りと言うつながりで、山の上までハーブの見学にいかせていただきましたが、心に残る想い出となりました。

スパイクの香りは日本のお香でかぶるものがあるだろうなと思わせる深い香り。
香木のような懐かしく、濃く強く、しっかりと香ります。 これがリラックスにはとてもよく、スパイクの精油でマッサージすると、疲れが一発で吹っ飛ぶそう。

日本人には濃い香りだと思いますが、好きな人はたくさんいると思うので、そういった人に香りが届くとうれしいですね。

 

山頂の山小屋で贅沢な手作りランチに大興奮

 

さて、スパイクを見学した後は、山小屋ランチ。

ヤウゼンというらしいのだけど、山小屋でのランチなんてウキウキ。

そして、なんとすべてこの二人の手作り。

チーズも自分達が育てた牛から取れたもので手作りで作られ、焼きチーズまでありました。

もちろんハーブは自宅で取れたもの。
すべてがこの地域でこの方達が育てたもので出来上がっていました。

やっぱりハイジの世界。 暮らしを見ているとすべて自然との共存があって、美学があるのが印象的。 チーズの中にも、ディルやクミン、チャイブが入っていたりで、お庭で取れたハーブを多用されていて、こちらも美味しかったです。 飲物はビール。

後、実で取れたと言う赤いお酒。 何のお酒だったか・・・、赤松の実だったかな。 お食事だけでなく、 スパイクのオイルを使って、山の上でフットバスも楽しめるらしく、木で作られたいすとフットバスがありました。 完璧でしょ。

 

山でのフットバス。素敵過ぎる。

帰りには酪農家の彼らの家に寄らせてもらったけれど、花とハーブに囲まれた素敵なお宅でした。

帰りはたまたま同行されていた、ドイツの大きなナチュラル系の雑誌のライターさんと一緒に帰りながら話す機会があったので、ナチュラルコスメについてさらにいろいろと教えていただきました。

本当はオーストリアのテレビ局も取材で来るはずだったらしいけれど、一日勘違いしたらしい国営TV局は結局現れず・・・なんてこともあったり。

日時を間違えるなんて、さすがのんびりモードですね。

一年を通してこの時期しか収穫出来ないハーブで、しかも収穫出来る農家も限定されているので、さまざまな方が注目しているようで、貴重な体験をさせていただけました。

 

夜は、今日、一緒に山に登ったすべての人が集まって、お食事。 スパイクを見に行った帰りに寄った国立公園でガイドをしていただいた方だけ来られることが出来なかったので、その方からもらった干草酒はこちら。

このあたりでは、酪農家が多いこともあり、干草がたくさんあるのだけど、干草にはたくさんの薬草やハーブが入っていることもあり、その干草をお風呂に入れたりしていたらしく、現在もたまにやるそう。

お酒は、ベネディクティンなんかより数倍濃い薬草酒。 私はなめるだけが精一杯。 健康にいいというより、このお酒を飲むと体の消毒になりそうなそんな味でした。
スパイクは、ラベンダーの何倍ものリラックス効果があるということですが、香りはかなりしっかりしています。
使い方によって、感覚が変わると思うので、いろんな使い方とマッサージを、帰ったら試してみたいと思います。

 

 

最後にスパの話を少し。

ここのホテルに立派なスパがあるみたいだったので、行ってみたいなぁと。スパイクの会社の方にも自分の会社の製品を使っていスパなのでぜひぜひって話だったので、エステの予約もしてスパも楽しみにしていました。

 

エステは、チョコレートのやベルを鳴らしてリラックスとかいろんな種類があったのですが、お仕事柄、通常の全身アロママッサージを。

リラックスして気持ちよくなったところで、スパへ。

で、このスパ、男女共同だったのです。

スパイクのオイルを使ったサウナも。知らない、サウナもあまり行かないのに、だっ男女共有だと?!

プールやリラクゼーションルームなんかはわかるんだけど、日本とのシステムの違いに戸惑い、戸惑う、戸惑った。

でも、スパの中でウロウロしていたら、女性のスパイクの会社の方に出会って、「大丈夫よ、カモーン」と呼んでいただき、迷いに迷ったけれど、たまたま男性もおられずラッキーな状態だったので一緒について行くことに。

 

サウナは予想以上によくて、スパイクの入った水?かなにかをサウナの熱が出ているところにかけると、ふわぁっとスパイクの香りで素晴らしい香り空間に。

スパイクの香りは、熱と混ざるとリラックスに最強の香りでした。

日本でもあんな贅沢な香りのあるミスとアロマサウナがあればいいのになぁ。